新進気鋭の映像ユニット、Hurray!が手掛けた映画、『数分間のエールを』を観たので、感想を書く。 ※ネタバレ有りなので未視聴の方は注意 物語の舞台は金沢。映像制作に興味を持ち始めた主人公の朝屋彼方(CV:花江夏樹)と、売れないミュージシャン兼教師で…
2024年は幸先がすこぶる悪かった。思えば年末から、その系譜は紡がれていたのかも知れない。 大晦日、私は知人からiPadを譲り受けることになった。元々自腹で買う予定だったお金が浮いたので、私はその足で電気屋に行き、新品のapplepencilを買った。純正品…
ドラ泣き。 何年か前に、映画ドラえもんのポスターに使われていたこの煽り文句。ただ泣くのでは無く、冠に"ドラ"がつくところが大変キャッチーで、私の目は奪われた。一見、意味がわからない謎めいた単語の響きと、堂々とした文字面とのギャップにときめく。…
gammy-nyan.hatenablog.com 2019年の秋ごろから書き始めたこのお話が、ようやく終わりました。誰が読んでくれているのかもわからず、なんのために書いているかもわからず、ただ鳥肌が立つように打った文字の羅列が、このような物語を生みました。 それが何だ…
春、私たちは卒業式を迎えた。その日は卒業生たちが思うがままに仮装をするのが恒例行事となっている。私も準備をする意識はあったのだが、どうにも重い腰が上がらず、前日にようやく家に残っていた布を縫って簡素な帽子を作った。特にテーマがあるわけでも…