がみにっき

しゃべるねこ

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もう令和だし、そろそろレインボーフラッグ🏳️‍🌈に代わる新LGBTアイコン考えない?

みんなはもう知ってると思うけど、わたし(がみにゃん)はゲイです。

 

このブログでは既に何回も言ってるけど、そのことについてまだぜんぜん知識を共有していなかったよね。なので今回はまず、ゲイってなに?!って方に向けた簡単な成り立ちと、その周辺知識を掘り下げてから、最後にチョロっと令和時代のニュ〜ゲイ、つまり我々はこれからどうしていけばよいのかということを少しだけアゲしていこうかなって思います。いやもう知っとるわ!散々書き尽くされとるがな。お前もそういうテレビのゲイみたいなチョロまかしいことすんのかよ。ハ〜失望したわマジ、ブロックしよ。みたいな悪霊の囁きが聞こえてきましたが、めげません。なるべく新鮮みのあるように書くよう。ごめんよう。わたしだってサブカル好きのみんなが喜ぶニッチな記事書きたいんだよう。でも今回はノンケのみんなが主役なんだよう。こういうのは順番なんだからよう。はい。たまには初歩的な回があってもいいですよね。分かりやすさと正確さの両立って難しいなあ、なんとか欲張れないかなっていつも思う。

 

タイトルにはLGBTと書いちゃったけど、わたしゲイ以外のことって語れるほどはよく知らないし、でもみんなに読んでもらいたいから暫定的にそういってます。抽象めに言うから、それとなく他の方もキャッチできることはあると思う。こういうのってフィーリングじゃん?コリコリはほぐしてこ〜ね♡

 

それでは事もおちんぽ…落ち着いたところで、ノンケくん達からのお便りが届いているので紹介していきたいと思います。耳かっぽじって聞きな。

 

・まずゲイってなに?ホモと何が違うの?

さっそく、いい質問ですね。ゲイっていうのは、男性同性愛者のことです。知らない方もいるかもだけど、昔は女性同性愛者(レズビアン)も他の性的少数者セクシャルマイノリティ)も全部ひっくるめて、ゲイと呼ばれてたんです。でも今はどんどん細分化されちゃって、ゲイ=男性同性愛者って見解が主流かな。言葉って日々変化するから難しいよね。そして、ホモとの違いですね。これは簡単です。ゲイとホモ、どちらも意味は一緒です。しかし、用法によってなぜか好かれたり嫌われたりする、ねるねるねるねみたいな言葉と思ってほしい。自分から使うか、相手から使われるかによってなんかウザい言葉ってあるよね。私デブだから〜って自分から言う人は、相手からお前デブじゃんって言われたらキレます。ホモは、ゲイの人が自称する分にはキャッチーな言葉だけど、ノンケが迂闊に使うと悪口になる言葉です。もし迂闊に使ってるノンケくんがいたら、これからはそしらぬ顔してゲイって言い換えておくといいよ。じゃなきゃ戦争だよ。

 

・ノンケノンケって、なにそれ?先に説明しとけよカス。

おっと、過激なのが来ましたね。こういうのもお便りパーソナリティの醍醐味です。ミスIDの審査員になった気持ちで答えます。ノンケとは、その気(ケ)が無い(NON)の略です。つまり異性愛者のきみたちのこと。君たちは、数が私たちの10倍以上いるみたいだから、なんとなくみんな同じに見えちゃうかもね。しかし君たちの中に私たちはいます。見た目はおんなじだけど、心はちょっと違うんだ。少しだけそこに興味を持ってくれると嬉しいな。違うってすごくいいことだし。ついでに私のブログのことも広めて欲しい。

 

LGBTってなんの略?なんか美味しそう。

BLT(ベーコンレタストマト)でも、ELTEvery Little Thing)でもないよ。レズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーのそれぞれ頭文字をとった言葉です。執拗に紹介している私らゲイの他にも、セクシャルマイノリティ性的少数者)という方たちがいて、頭文字以外にも最近はA(アセクシャル。無性愛者)や、X(エックスジェンダー。性別を分類できない人)もいる。正直まだまだまだまだ頭文字は増えていく。当たり前だよね。人間は誰一人として、完全に同じ人はいないんだから。それぞれがどう違うのかは、感覚的な部分もあるからこうだ!と断言はできないけど、なんでもいいじゃん。女が女を好きでも、エッチな気持ちを共有できなくても、虫に欲情しても、明日の仕事が憂鬱でも、いいじゃん。違うってことが当たり前になったら世の中がもう少し楽しくなるんじゃない?って。LGBT+は、そういう考え方を表す言葉だと思って欲しい。

 

・知り合いに、お前ガチムチだよなと言われました。これはどういう意味でしょうか。

ガチムチとは、ガッチリ(筋肉)の上にムッチリ(脂肪)が乗った体型のことです。食べ物でいうと高い寿司って感じかな。出来上がったカラダって意味だから、褒め言葉と受け取っていいと思うよ。回らないお寿司に普通のご家庭ではなかなか行けないように、ガチムチも、普通体型のゲイでは殆ど相手にされないんだ。ガチムチはガチムチ同士とつるみます。なので、やたらTシャツがピッチピチで、短髪のデカイ男が歩いてるとその近くには似たような男が1〜2人いることが多いよ。たまにマッチョと誤解する人がいるけど、全然違います。マッチョは硬そうだけど、ガチムチは柔らかそうな印象。デブは柔らかいだけだけど、ガチムチは柔らかくて力もあります。平成ではゲイ世界の一番のモテ体型だったけど、令和はどんな体型が支配的になるんでしょうか。私的には色白で知的なすべすべした男性が流行って欲しいと思います。

 

・タチネコってなに?攻め受けなら分かります。

投稿者くんは腐女子かな??意味、一緒だよ。セックスのときって主導権を握る側と、委ねる側にそれとなく分かれるよね。心理的には、余裕をみせる側がタチ、喘ぐ側がネコ。肉体面では、ゲイのセックスは男女みたいにセックス用の器官が付いているわけじゃないから、付いている穴で使えそうなものは全部つかうんだ。具体的な場所は察してね。その穴に挿入する側がタチ、挿れられる側はネコと呼ばれています。語源も諸説あるみたいだけど、私的にはタチって字面は反り上がっている印象があるし、ネコはもう、にゃんにゃんじゃん?そんな感じで定着しちゃったんじゃないかな。ネットで調べて出てきた語源は納得いかないので紹介しませーん!

 

LGBTのアイコンはなんでレインボーフラッグ🏳️‍🌈なの?

ついに、本題が来ましたね。誘導なんてしてないからね。セクマイのアイコンがレインボーになったのは、1970年代あたりから。日本ではなく、アメリカのカリフォルニア州が発祥。当時のLGBTの権利運動の一環で、ギルバート・ベイカーという方がデザインしたらしいです。私も今知った。虹色である意味は、もちろん希望のイメージを持っていることや、何かの主張をするときには目立つ配色であることが利点。後は、人間の個性(カラー)を尊重したいって意味もある。きっと当時のゲイたちは、今よりずっと苦しくて希望なんか全然見えない日々を過ごしていただろうし、この明るい旗に希望を託したかった気持ちはすごくわかる。

 

しかし、タイトルにもありますが、今回はそのレインボーフラッグ🏳️‍🌈が令和のみんなを苦しめているのではないかという話をします。これ、マジで誰も言ってるの見たことないからほぼ私が初言及なのでは。

 

なにかを押し付けられるのってみんな嫌だよね。例えば、女の子だからピンクの服を買ってこられるとか。男の子だから外で遊びなさいとか。40歳なのに結婚してないのは変とか。定年までに2000万貯金しないと未来がないとか。

 

そんなの、わたしはそうは思わないって一言いえば済む話だけど、みんながその場で強く言えるわけじゃない。私がおかしいのかなって悩んじゃう人はいっぱい出てくる。イメージがもつ力は、魔法にもなれば呪いにもなる。

 

今のLGBTシーンはかなり加速的で、混沌としてる。政治的にはバズワードだし、良くも悪くも注目されいろんな意見を目にする。でもそのどれもが力強い言葉で、輝いている人たちから放たれている。同性婚をしたくてメディアに出てくる人たちはみんないい顔してるし、ツイッターでは恋人ができた人や、カミングアウトができた人にたくさんのいいねが付いている。LGBTパレードなんかはまさに原色だけで構成されたレインボーフラッグを象徴するみたいに華やかだ。

 

そんな華やかな政治的シーンを横目に、じゃあ現実はどうかと言うと。来週も週5勤務。お金は貰えるけど、なにかが減っていく仕事。時間以外に売れるものがなくて、恋人ができてもなんか寂しい。みんなどれだけいい男と寝たかにしか興味ないし、仕事を頑張っても褒めてくれない。ガチムチの男がダンスして客に股間触らせて、いいな。わたしはなんであんな風にキラキラできないんだろう。満たされないんだろう。

 

私、前までセックスのことしか考えてないゲイが嫌いだった。だってちゃんと仕事していかないと。若さとか筋肉で頑張っても、いつかは老いる。孤独死する未来が嫌で、でも仕事だけ頑張っても痩せていく自分を好きになれなかった。かわいい男が好きだけど、芸術も好きだし、お金だって大事だ。でも全部を保てるほどの自信なんて持ってないから、欲張ると壊れてしまう。そうやって立ち止まってる間に、みんなキラキラしてくんだから嫌になるよね。もういいや!って、セックスに依存する気持ちが今ならわかる。だって、私はそんな風に輝いてないから。輝いてる人がいる現実なんて見たくないから。

 

レインボーの中に、濁った色の私は存在してちゃいけないの?って、原色であることを強制されている気持ちになるんです。新宿二丁目のバーのドアにレインボーフラッグが掛けてあると入れない。私は歓迎されていないって思うから、そうじゃない店を探す。カラオケで騒いでても、ふっと目が濁るゲイの若い子なんて見たくない。そんなに無理して輝いて、辛いだけだろ。でも説教しても嫌われるだけだし、距離を置くしかない。どうしてそんな状況になるんだろう。

 

ゲイの中にも差別はあります。キショガリや前髪系は、平成までのゲイモテから外れた人を馬鹿にする言葉です。たかが前髪が眉にかかるくらい、なんだよ。極限までカットされたスポーツ刈りはわたしにはナスビにしか見えないし、人間にはそれぞれ似合う髪型がある。本心からしたいならいいけど、無理してするなんてダサすぎる。ましてや、それを押し付けるなんて余りにも前時代的すぎるだろう。もう令和なんだし、もっと自由でもいいじゃないか。

 

濁った色でも、適切な配置をすれば輝きます。私は美大でデザインを学んだから、完全な原色って使い所が難しくて、少しだけくすんだ色を混ぜた方がキレイなことを知っている。レインボーフラッグをなんの違和感も持たず掲げられる人はきっと心の彩度が高い。でも今の細分化されたLGBTの中には燻っている人達も大勢いる訳で、ぜんぶ担うには無理がある。あくまで輝いている人だけLGBTと認めます!とするのなら正しいけど、そんなことが政治において許されるわけがない。つまり、私たちも変化していかなければいけないのだ。令和のLGBTを象徴する新アイコンを、考えていかなければいけない。

 

言い出しっぺの法則ということで、まずは私から考えようと思います。でも、多様性ぜんぶを拾える、その上無理がないアイコンなんてあり得るのだろうか。うーん。うーーーーーー

 

できました。

 

🐈

 

ねこです。令和のLGBTの新アイコンは、🐈になりました。おおー!!!!すごい!、!これは革新的だ、是非安倍総理に見ていただこう!!!すごいわ、がみにゃんさん。是非取材させていただけないかしら。私週刊現代記者の○○と申しまして…ヒューヒュー!!

 

はい。いやでも、割といいんじゃないですか?ねこって自由だし。とにかく気ままで、ねこ界には小難しい差別とか、強くならねば…みたいな思想よりも、ねこでーーーす!という完全個人主義な態度を感じるのだ。ああ愛おしい、かわいい。にゃん。あれそういえば、がみにゃんの"にゃん"って…

 

まとめます。

 

--"令和におけるLGBT+は、もっと毅然とした態度で自己主張していかなければならない。周りと同じにならねば…と奔走した平成のゲイたちは、そうまでしてでも世間に認知される必要があり、そうしていた。しかし、我々はもう認知された。これからは、集団ではなく個人の力が試されるのだ。ノンケの後追いではない、私たちの未来のために。その先駆けとなる新アイコンは、🐈である。考案者のがみにゃんのにゃんも、令和の個人主義を表すにゃんにゃんにゃんなのだ。"--

 

わたしの記事、長すぎますか?